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怒りを沈めたいときの色




今日は怒りを沈めたいときの色についてご紹介したいと思います。

この色は、周りにいる怒りっぽい人の気持ちを沈めたい時であったり、自分の怒りを沈めたい時にも使えるので、自己コントール力を高めるためにも覚えていただけると良いかなと思います。

結論からお伝えすると、怒りを沈めたいときに効果的な色は「ピンク」です。


ピンクの中でも、ショッキングピンクなど濃い色よりは、少し淡いピンクの方が効果的です。

ピンクというのは、母性を表す色と言われています。一説では、お母さんのお腹の中にいた時の色とも言われていて、ピンクを見ることで安らかな気持ちが蘇るとも言われています。

また、1970年代にアレキサンダー・シャウス博士が行った実験によると、ある施設で男性被験者に、明るいピンク色のポスターを両腕いっぱいに伸ばして眺めてもらうという実験を行ったところ、青色のポスターを持たせた時よりも被験者の筋肉が緩んでいることがわかったそうです。

そしてこの実験結果を応用して、独房の壁を明るいピンク色で塗装してみたところ、なんと囚人たちの攻撃性が減少したそうです。ちなみにこの囚人の行動に劇的な変化をもたらしたピンク色のことを、「ベーカーミラーピンク」と呼びます。

さらに、2011年の研究ではスイスの心理学者であるダニエラ・スペース博士が「ベーカーミラーピンク」よりももう少し淡いピンク色を使って実験をしてみたところ、より大きな効果があることがわかったそうです。


この色を今度は「クールダウンピンク」と呼んで、2013年頃からはスイスのいくつかの刑務所内の独房でこのクールダウンピンクが採用されました。

通常の場合、受刑者をピンクの独房に2時間ほど入れると15分ほどで怒りのレベルが減少するそうです。

これらの実験結果を受けてスイス以外にアメリカやドイツでもピンクの独房を採用するようになりました。ちなみにドイツでは囚人服やタオル、靴などもピンク色に統一している場所もあるんだとか。(囚人からの評判は良くないそう…)


こんなピンクの効果を私たちの日常で取り入れるために、例えば、自分の怒りが収まらない時などには、ピンク色のタオルや布、ポスターなどをじっと見つめてみたりピンクの色鉛筆を使って塗り絵をすると言ったことをしてみると良いですよね。

リラックス効果もあるので、枕やシーツなどの寝具で取り入れるのも良いと思います。



または、仕事などで怒られに行く時にピンク色の服を着ていったり、会社などで

もし自分のデスクの目の前に怒りっぽい上司がいるなどといった場合には、その上司の目につく場所にピンクの小物を置くなんてことをしてみても良いかもしれません。

ということで今回ご紹介した怒りを沈めたいときの色は、「ピンク」でした。ぜひ活用してみてください。

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